日記及び生存戦略情報記載用ライフログ

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【映画】ダイアリー・オブ・ザ・デッド【DVD】

 【作品】ダイアリー・オブ・ザ・デッド  【ジャンル】ホラー・ゾンビ・POV  【公式サイト】見つからず(見つけれず)      ◇ゾンビ映画の親「ジョージ・A・ロメロ監督」最新ゾンビ映画(2009年現在)  時期的になのか予算的になのか?丁度POV映画の流行に乗った感じなのがアレですが、ストーリーやゾンビは王道そのままになっている。  学生が映画の撮影やってる所に「奇妙なニュース」が流れ出し、街に戻ってみると死体が動き出す事態になっていて、逃亡を続ける。ゾンビは初代と同じで近代ゾンビのように走ったりは出来ない。  今までのゾンビ映画と違う点は監督初のPOV作品であり、作中映画監督を目指す学生が信念に基づき「キチガイの如くカメラを回し続ける」最後にそれを編集し「事実を伝える為の映画」として公開した。と言う形になっている点と、テーマがゾンビその物や生き延びる為の戦い事態では無い。     この作品で得に強く打ち出されているのは「情報化社会」や「情報ネットワーク」それに「映像を撮る側の視点や考え」が大きい。  現代社会において、ニュースネットワークは情報の多さから便利にはなったが、それ故に真実と誤報やデマカセが錯綜している為に「本当の事実」を見極めにくい。  ゾンビでパニックが起こり、情報を得る為にTVやラジオを見聞きすると「パニックによる誤報」や「政府などの隠蔽工作」で放送メディアが崩壊。ここからが現代社会特有で「インターネット」による情報収集が以降のメイン情報源になる。  「個人のBlog」や「個人撮影の動画のアップロード」が情報の中心に置き換わり、それを生きる為の情報であり、映像を撮りネットにアップする人は生きる為の情報提供者としてある種の使命にも似た感覚を感じる。  作品内には「Youtube」で東京から状況を知らせる動画が流れてるだけじゃなく、全世界から同じような動画が寄せられている。  今までのゾンビ映画はせいぜい地域のニュースかアメリカのニュースという、放送メディアが中心だったが時代に合わせ世界の個人からの情報がゾンビ作品に新たな一面を見せ始める。  視点を変えただけなのかもしれないけど、それによって同じようなゾンビ映画でもテイストが変わるのは、監督の見せたかった「見せ方」なのかな?    ゾンビ映画も多様化しましたので、色んな形の期待を詰め込んで見てしまう。そんな中で今作品はPOV特有の「ドキュメンタリータッチ」であり、派手なアクションは一切無いし、ホラーとしての過剰なスプラッターも控えめに見える(ゾンビ映画なので当たり前にスプラッターではあるけどね)。   ジョージ・A・ロメロ監督のチャレンジ的な作品にも仕上がっているが、形は変わり表現が変わっても「初代ゾンビ」のテイストがしっかり残っているのは、さすが生みの親だと感心しました。  やはりマニアックなゾンビ映画が好きな人向けですね。勝手に星付けると、個人的に☆3個半です。大絶賛する要素が無い分「マニア向け」かな?    

     
       このレビューはK@iの個人的感想で勝手に☆5段階評価をしてますが、なにせ個人的主観からの感想なので、参考になるかどうか?は他のレビューサイトやアマゾンの評価なども参考にして下さい。  とは言うものの、映画やDVDは実際に見てみるのが一番ですよ。