日記及び生存戦略情報記載用ライフログ

日記及び生存戦略情報記載用ライフログ

東急ハンズでの出会い

 ■ 昨日、東急ハンズトラベラーズノートパスポートサイズのリフィルを買いに行った。

 タイミング悪く、東急ハンズで年に一度の特売をやっていて物凄く混んでおり、その混みようたるや普段なら普通に入るWimaxの電波が入らなくなるほどの混みようだった。俺は人混みが苦手だ。

 文具コーナーで目的のリフィルを買い(必要な物を一つ買い忘れたが)、人混みの中をかき分けて模型コーナーに辿り着き「さて安値の付いたプラモはあるか?」と棚を見ていると

 「すいません、子供の頃からずっとプラモデルって作っていた方ですか?」

 真横に立っていた30代後半くらいの男性がいきなり語りかけてきた。 正直20秒くらいは、状況を飲み込む事ができなかったし、質問内容も把握できなかった。混雑してる東急ハンズの模型コーナーで見ず知らずの人にプラモ歴を聞かれるような質問である。ポカンとしつつも「ぼちぼちは……」とドギマギしつつ返答する。

 すると彼は手に持ったスケールモデルの箱を開けて、袋に入ったライナーをこちらに見せ「アリイのオーナーズクラブなんですけど、昔からこんなにバリありましたっけ?」と聞いてくる。彼が手にしていたのは「アリイ(現マイクロエース)のオーナーズクラブ 1/32 71’ ニッサンスカイライン2000GT-R」

 手元のライナーを見てみると確かにバリが酷い。ホイールとかスポーク隠れてる部分まであった。

 「古い金型ならこれくらいバリあってもしょうがないですよ」

 アリイといえば懐かしの初期マクロスプラモも出してたなぁ…と思い出しつつ、バリなぞ模型趣味の人間なら、さして珍しい事でも無い。

 「昔このシリーズ作ったことあったんですけど、こんなだったか?うろ覚えで、いやぁこれ最後の一つみたいだし、どうしようかな?!」と悩みだした。

 値段を見ると440円、後でネットで調べると600円程度が市場価格なので結構安値。

 「高いものでもないし、買ってから悩んだらどうですか?バリ取りもプラモ作りの醍醐味ですよw」なんて軽く返すと

 「でも他のはバリもなく綺麗ですよ?」とタミヤのキットを指さす。

 「同じ国産メーカーでもタミヤバンダイは世界レベルで別格の技術ですし、アリイのそのモデルは金型古いですから比べたらダメですよw」とか返してやる

 「そうなんですか?うーん、クリアパーツも傷あるし…この傷って取れますかね?昔見たモデルグラフィックスの作例でバイクの風防がピカピカなのとかあったんですが?」と、中途半端に技術的な質問が返ってきた。

 めんどくせー…と思いつつ「紙やすりでざっと磨いて、タミヤコンパウンドで丁寧に磨けばいいですよ、それ結構薄いんで割らないように気をつけなきゃいけませんね」と、まぁ親切に教えてあげた。

 すると彼は不満気な顔をしつつも「ちょっとじっくり作ってみようかなぁ」と目をキラキラさせた。眩しいよオッサン…夏休み前にプラモ買いに行った少年の眼だ。俺には眩しすぎる!!

 これ以上見ず知らずのオッサンと立ち話しててもアレなので「楽しんでくださいね^^」と笑顔でその場を去ってみた。そして人混みで酔う。

 それにしても最近のプラモは技術が進み、バリとかあまり気にしなくてもいいから気にもしてなかったな。確かに子供の頃はプラモ買う時に箱開けてライナー見て「これバリ多いなぁテーパーラインも結構あるなぁ」とか確認してから買ってた記憶がある。その行動自体がプラモ買う時の楽しみの一つでもあった。あのワクワク感も模型作りなんだよ。

 アリイのオーナーズクラブはコレクションモデルなので手出すと集めたくなるんだよなぁw   それにしても、たまにはこんなこともあるんだなぁww